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そして同時にビッグ・パイロット・ウォッチ 43は時計マニアや好事家も満足できる時計だと感じている。

既存のビッグ・パイロット・ウォッチはダイヤルにパワーリザーブインジケーターやデイト表示を備えるなど、高性能な反面、よりピュアなオリジンに近い見た目を求める人にとっては不要な追加要素があった。iwc ポルトギーゼだが、この時計は見ての通り、ダイヤルに余計なものが一切ない、1940年に誕生した52 T.S.C.の極めて純粋なデザインに回帰したシンプルな3針ウォッチに仕上がっている。特にデイト表示は不要と考える人が多い時計好きは満足できる仕様だと思う。

IWCスーパーコピー ビッグパイロットウォッチ プティ プランス IW501002

カテゴリIWC パイロットウォッチ
型番IW501002
機械自動巻き
材質名ステンレス
ブレス・ストラップストラップ
タイプメンズ
カラーブルー
文字盤特徴アラビア
ケースサイズ46.2mm
機能デイト表示
パワーインジケーター
耐磁
フランス人の飛行士で作家、さらには冒険家でもあったアントワーヌ・ド・サンテグジュペリ。
こちらの「ビッグパイロットウォッチ プティ・プランス」はサンテグジュペリの代表作の「星の王子さま」がマントを纏い剣を持った姿が裏蓋にエングレービングされています。
ムーブメントにはキャリバー52110を搭載し、7日間ものロングパワーリザーブを確保。
耐磁性インナーケースでコックピット内の磁気に強いだけでなく防水性能も6気圧とパイロットウォッチとして充分な性能を発揮します。

そして搭載されているCal.82100は、筆者がA Week On The Wristで1週間レビューをした、大好きなポルトギーゼ・オートマティック 40が搭載するCal.82200のセンターセコンド版だ。7日間のロングパワーリザーブではなくとはいえ、既存のCal.52000系と同様、自動巻き機構に関する主要なパーツをほとんど摩耗しないセラミックパーツに置き換えた高性能な自社製。IWCの卓越した技術に裏打ちされた、質実剛健と評される時計づくりに魅力を感じていた旧来のファンも楽しめる時計になっていると言えよう。

クヌープ氏が意図したように、日常的につけることができる43mmモデルを投入したことによりビッグ・パイロット・ウォッチシリーズのポートフォリオはより盤石になった。そして今後はこの43mmサイズでのバリエーションの拡充も見えてきた。では、主力であった46.2mmサイズをはじめとする大振りサイズではどんなモデルが登場するだろう?

筆者は先鋭化したコンセプトを持つ個性的なモデルや、より実験的なワン・アンド・オンリーなモデルの開発がより一層進むと考えている。事実ビッグ・パイロット・ウォッチ 43のほか、デザートカラーのセラミックケースを持つビッグ・パイロット・ウォッチ・トップガン “モハーヴェ・デザート”やモノプッシャークロノグラフに仕立て上げたビッグ・パイロット・ウォッチ・モノプッシャー “プティ・プランス”、そしてIWCが8年の歳月をかけて開発し、特許を取得したという先進的な耐衝撃機構「SPRIN-g PROTECTシステム」を搭載するビッグ・パイロット・ウォッチ・ショックアブソーバー XPLなど、よりニッチなモデルが新作として続々と投入された。日常的に使いやすいモデルが充実する一方、ビッグ・パイロット・ウォッチシリーズは、やはりこの先も時計マニアや好事家を引きつける時計で我々を楽しませてくれることだろう。